【わたしのお手紙ライフ】15年の時を経て届いたメッセージ


父からの、このハガキを受け取ったのは、小学5年生の時、学校の林間学校中に。受け取った時は特に「嬉しい!」とも思わず、友だちはお母さんから届いていたから、羨ましい気持ちのほうが強かったんです。

「思い出に残しておこう」と思ったわけではなく、気づけばいつも机の引き出しの中に。学校のプリントなどに紛れてあって、整理する時もこのハガキだけは「捨てにくい」という理由から残り続けて。

私自身が子育てをするようになって、ようやく。このハガキのメッセージが届いたように思います。

お手紙を書いても、相手にいつ届くかはわかりません。時を経て、メッセージが届くこともあるんだと思いました。

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お手紙が持つ、時間。「おてがみじかん」コラム、『関西ウーマン』で連載中です。
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