【おてがみぃと】自分が見つけた“みどり”をお手紙に添えよう!


誰かに向けて、お手紙を書く時間は、相手を想うと同時に、自分を想うことにもつながります。他の誰でもない、「わたし」が主語で、相手に向けて書きつづる文章だから。

お手紙を書くことで、「わたし」が今、感じたり思ったり考えたりしていることを思い出して。誰かと一緒に書くことで、さらなるコミュニケーションを楽しみたい!

そんな想いから『おてがみぃと』をはじめました。


手紙の書き方講座ではありません。時々、集まって、おしゃべりしたり、お手紙を書きたくなる+αを楽しんだりして、お手紙を書く時間を楽しむ会です。

基本は前半と後半の2部構成になっています。

前半/公園で1時間ほどさんぽをします。景色を見て気づいたり感じたり思ったりしたことを自由におしゃべり。自分ならではの季節のあいさつ文を見つけます。

後半/カフェでお手紙を書きます。飲み物やおやつをいただきながら、思い思いのお手紙時間を過ごします。

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第9回目を2017年5月30日(火)に開催しました。今回の参加者はあやこさん。

まずは尼崎・武庫之荘にある『大井戸公園』でおさんぽ。さわやかなみどり、きゅんとするかわいいみどり、ひかりを感じるみどり、包み込んでくれそうな深いみどり・・・いろんな“みどり”に溢れていました。


日常の中でも「みどりがまぶしい季節だなあ」と感じることはあります。

でも、2ヶ月に1回、こうして『おてがみぃと』で公園さんぽを続けてきて思うのは、「1時間じっくり、おさんぽをしながら景色を眺めること」を続けていると、日常の中で気づいたり見つけたり、「あれは?」と疑問に思ったり、ゆえに調べてみたりすることが増えているようです。

毎年、同じ景色を見ているはずなのに、今年は花が咲く前から「もうすぐ咲くなあ」と気づいたり、「ここは桜の名所だけど、緑の季節もきれいだね」と何気なく思ったり。それだけで、うきうき、わくわく、ほんのり幸せな気持ちになります。

心がもやもやしたり、ざわざわしたりしても、少しでも木や緑を見れば、心の中にあの日見た穏やかな景色がぱああっと広がって、落ち着くなんてこともあります。見た目もそうですが(苦笑)、心の中もまあ~るくなってきたのでは・・・ないかと。そんな自分の変化を感じています。



今回のおさんぽで、あやこさんと一緒に見つけた
いろイロな“みどり”を紹介します。
公園で見つけた“みどり”

私のてのひらよりも大きな紫陽花の葉っぱ。
葉脈もくっきり、美しく。
紫陽花と言えば、背が低いイメージでしたが、
こちらの紫陽花は私の背よりも高かったです。
「どんな花が咲くだろう」と楽しみ。


くねり具合がかっこいい木。


この葉っぱのカタチを見ると、
小学生の頃に学んだ「ネムノキ!」と思ってしまうのですが、
ラクウショウ(スギ科)とのこと。
木の実がなっていて、その中央付近にあるポチポチが
まるでゴールドのように見えました。


葉っぱの裏側から見ると、
重なり合うところが深く、落ち着いた緑色で。
だんだんと、まるで鳥の羽根のようにも見えてきます。


表側から見ると、
陽の光を受けて、とってもキラキラ。


葉っぱの表面をじっくり見てみると・・・
ベトベトしていそうだったり
(実際にベトベトしていました)


つぶつぶしていたり


テカテカしていたり。


“みどり”の中でひときわ目立つ、
白っぽい葉っぱも。


ほんのり、先端があかく色づいているものも。


これは、名前は忘れちゃいましたが、
バラ科の木。
葉っぱがバラっぽい!


ちなみに、のど飴でおなじみの
かりんもバラ科とのこと。


葉っぱのカタチもいろイロです。




葉脈もそれぞれでおもしろい!


実も青い!
これは梅ですね。


バラも咲いていました。
あやこさんが「花束みたい!」と。




バラというと、
1つの枝に、1つの花のイメージがありましたが、
1つの枝から幾つも。
イロもカタチも異なるものが混在し、
本当に、花束のよう。


5月末・・・暑い日でしたが、木陰はとっても涼しい。
木のベンチに座って、のんびりと。


自分ひとりでは見過ごしてしまうことも、誰かと一緒だとさまざまな発見があります。そうして知ったり気づいたり感じたりしたことを、お手紙に季節のあいさつ文として添える・・・季節の贈り物になればいいなあと思います。


この後、『カフェぷろぽ』へ。お手紙を書く前に、おやつタイム!


あやこさんはホットコーヒーとチョコブラウニーのパフェを、私はアイスカフェオーレとチョコレートシフォンケーキをいただきました。

お手紙は書いてしまうと相手におくるので、手元には残りません。自分の記録としても書き記してみました。今日見つけた“みどり”のことです。


無地の葉書に、緑のマスキングテープで飾り付けました。


いざ、今日見つけた“みどり”のことを書こうと思うと、言葉にするのはとっても難しくって・・・なんだか、まるっと表現しちゃったなあと反省すること度々。マスキングテープや絵、色など、紙全体で表現してみようと試みます。


メールでは「端的に用件を」が基本で、季節のあいさつ文は省略されがちです。また、定型文を検索すれば、季節・月別の文や言葉が簡単に出てきます。

でも、こうして、自分が感じたことを、自分の言葉で表現してみるのも楽しいものです。その風景がさらに特別になるようで、そのお手紙を受け取った相手の目の前にも一瞬、そんな風景が広がったら素敵だなあと。

共有できたら嬉しいし、もし相手が落ち込んでいる時にこのお手紙を受け取ったなら、ふとまわりに目を向けるきっかけになればいいなあなんて思いながら。

今回もいいおてがみじかんを過ごすことができました。一緒に過ごしてくださったあやこさん、ありがとうございました!

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<とっておき!>

見つけた“みどり”を表現できたらいいなあと思って、みどりのマスキングテープを集めてみました。

こちらはbandeによる『マスキングロールステッカー』。キャッチコピーは「1枚ずつめくれるマスキングテープ」。


クローバーと葉っぱのほかに、お花、花びら、猫、イチゴ、キノコといろイロあります。アイデア次第で、封筒や便せんを楽しく飾りつけられそうです。

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次回は2017年7月に開催予定です。WEBサイト『関西ウーマン』『おてがみぃと』フェイスブックページでお知らせします。


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