16通目


こんにちは。お元気ですか?
どんな毎日をお過ごしでしょうか。

私も、娘も、元気にしています。

先日、『心を届ける手紙のセミナー』に参加しました。そこで、亡くなった人のお手紙が、今を生きる家族のココロを支え、“生きる力”を与え続けている・・・そんな話が心に残ったんです。

私はお手紙を書くのが好きだから、友だちや文通友だちに書くことはありますが、そういえば…家族に対してはどうだろう?と。小学生の娘に書くことはあっても、父には書いていないなあと、ふと思いました。

日頃、おしゃべりしたり、ケンカしたりして、気持ちや思いを伝え合っているつもりでいても、ココロに秘めたままのものがあったり、言葉にするのをためらっているものがあったりします。なかには、自分でも気づけていない気持ちや思いもあるでしょう。

お手紙って、日頃は言葉として出てこない気持ちや思いに気づいて、認めて、改めて伝えるきっかけをくれるような気がします。というのも、お手紙を書くことを通して、相手に思いを馳せて向き合うとともに、自分自身とも向き合うことになるからです。

「ありがとう」「うれしい」「つらい」「かなしい」「ごめんなさい」「本当は」など、どんな気持ちや思いであれ、それに気づいて、認めて、伝えようとしてみる・・・ただ、自分が思いついたままに、言いたいように伝えるのではなく、そこに相手に思いを馳せる、ココロに寄り添おうとする気持ちをプラスすれば、そこから、さらなるコミュニケーションがはじまるんだと思います。

お手紙を、いま、ここからの、“はじまり”のきっかけに。
今年の父のお誕生日には、お手紙を書きたいと思います。


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“父さんは、手紙を書くのが、にがてです。さようなら”。小学5年生の時に、父からもらったハガキにあった一文です。学校行事で5日間ほど家を離れました。「長期間、家を離れて、さみしがるだろう子どもに向けて、手紙を・・・」と、小学校の先生が親にハガキを配布。その時、届いたハガキです。一所懸命、書いてくれたんだなあと、時折り思い出しては、そのハガキをなつかしく眺めます。




紙袋などを封筒として再利用する時は、娘が描いた絵やマスキングテープで飾り付けます。近所の行きつけの郵便局へ持って行くと、その封筒を見てほほえんでくださり、定型外の郵便物の場合、局員さんが切手を選んで貼り付けてくださるのです。こうして、1つのお手紙が出来上がり!届け先でも、「配達員の方が『かわいい郵便物が届きましたよー』と言って手渡してくれましたよ」と相手から聞くことがあり、ほっこり。幾人もの人(局員さん)の手を経て、相手に届く感じが、なんとも好きなのです。



誰かが、誰かのことを思っていて。
それが、つながって。
誰もが、誰かに思われていたらいいなあと。
そんなことを願いました。

オリジナルでハガキや絵封筒をつくる時に添えているメッセージです。「あの人、お元気かな?」と、ふと思いを馳せて。「お元気ですか?」と問いかけてみる・・・そういうことを大切にしたいなあと思います。


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フリーペーパー『えんを描く』って?
小学生の娘と一緒につくっています。毎日のなかで、思ったり感じたり、こうしてみようと思ったことを、シェアして。ともに、何かを始めることができたらいいなあと思ったりします。近所の人に挨拶をする。近所の小学生に話かけてみる。エレベーターで乗り合わせた人と天気の話をする。最近、連絡をとっていない友だちにメールを送ってみる・・・など。ささやかだけれど、大事なこと。小さな一歩からはじめられたらいいなあと思います。そんな“わ”が広がっていくことが感じられるように、書き綴っていきたいです。


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