特別版2号~神庭希さんの場合~



手づくり和柄服のお店『神の手』 神庭希さん

和柄のベビー&子ども服を中心に、メンズ・レディースの洋服を手づくりする作家。自身が手づくりした洋服を販売するネットショップを運営している。オーダーも受付けており、親子でおそろい服なども人気。
http://kaminote-baby.jp/



自分軸があるからこその安心感

「この人なら」と相手もココロがほぐれる


神庭さんと出会ったのは、娘が通う保育所です。神庭さんが保育所内を歩くたび、保護者や先生と楽しい会話が生まれて和やかになっていく、そんなイメージ。「その秘訣は?」と聞いてみると、「“敵ではないですよー”ということを笑顔と挨拶で伝える!」というたくましい答えが。挨拶なんて基本と思うかもしれませんが、それができない人は意外と多いもの。実際、挨拶をしても無視されることがありますが、神庭さんは「根負けしない」そうです。「無視されても、自分から挨拶は続ける。さらに、明るく元気に言うようにするかなあ。聞こえへんかったかな~と思って。そうやって、こっちから心を開く!」。そうするうち、少しずつ、相手のココロがほぐれてきて、挨拶を交わすようになり、会話するようになるそうです。

そうだ!神庭さんの魅力はここだって思いました。 “自分”という軸をしっかりと持っているところ。“相手がこうだから”“世の中がこうだから”ではなくて、自分で感じて思って考えて行動する…何の、誰のせいにもしない、すべての起点は“自分”であるという姿勢が、言葉や行動に表れていて、伝わってくるから、神庭さんと向き合っていると、「この人なら大丈夫」と自然とココロがほぐれていくのだと思います。



神庭さんに聞いた!

話す 聞く コミュニケーションのエッセンス


もやもやっとしたことは、その場で解決!
「もやもやって、関係を崩すから。もやもや考え過ぎて、もうあの人とはつきあえない!となったり、悲観的になったりしてしまう…」「だから、もやもやは抱えない!」と神庭さん。「こう思った!」後いったん「どう伝えるといいかな」など考えた上で、“その場”で伝えることを心がけているそうです。


自分から雰囲気をつくることも大切
「気を遣われるの、嫌やねん」という神庭さんは、相手が気を遣わないように、いろんな工夫をしています。たとえば、保育所のお母さんなど立場が同じ相手には、最初は敬語でも、様子を見て、少し砕けた言葉遣いにするんだとか。そういえば、「あだ名をつけよう!」と提案してくれたのも神庭さん。久々の“あだ名”に、ぐっと距離が縮まったような、嬉しい気持ちになりました。


メールでも“寄り添う”を意識
ネットショップを運営する神庭さんにとって、メールも大切なコミュニケーションツール。「はじめまして」の方には、まず相手が気にしていることや不安に思っていることを、丁寧に聞き出して、それに答えてから、自分の思いを伝えるそうです。まずは相手の話を聞くことが、関係をつくってくれますね。

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